
ECCは、北野 武さんを起用した新CM「自分のやり方」篇を09年1月9日(金)から、関東・関西・中部・中国・九州エリアでオンエアを開始した。
北野さんはこれまでのシリーズにも出演しており、「ECCの顔」として、すっかりお馴染みとなった。2回目となる今回の撮影では「CMをやらせて頂いて、継続するということは非常に嬉しいことです。たまに3ヵ月で打ち切りというのもあるし、それに比べれば夢のようで…(笑)」と語った。
今回は世界的イラストレーター、イザベル・デルボーさんによるアニメーションとの共演。グリーンバックやピンクの床の中で、あたかもそこにアニメーションがあるかのように演じなければならない難しい撮影だった。それでも、北野さんは監督からの様々な“目線”の要望に対して、指示通り的確にこなしていった。
北野さんが唯一戸惑ったのは、50㎝ほど近づいた男性スタッフと“目線”を交すシーン。アニメーションには当然、男性スタッフは登場しないものの、間近にいるとどうしても目をあわせてしまう。表情やテンポを変えて何度か撮影する度に、北野さんはスタッフと見つめあってしまい、苦笑い。緊張感のある撮影が和やかな雰囲気に包まれた。
今回の撮影でも、前回同様、「Why not?ECC」の英語コメント撮りも行う。ギリシャでの「テッサロニキ国際映画祭」授賞式など、最近海外に行く機会が増えて、「同じ(英語の)インタビューを何度も受けたんだよ。」と言う北野さんは、前回よりもリラックスしている様子。スタッフからは、「前回よりも上達したのでは」という声も上がっていた。
Q.2009年の世相を英語一単語で表現すると?

「ROLE」(色紙に)。映画で「役」みたいな言い方で、今度のお前の役はどうなんだ?っていうときは大抵、こういう聞き方をするんだけど…。
今は人それぞれのこれ(ROLE)が分かっていないというか、間違えちゃっていて、自分に課せられた「ROLE」を良く分かっていない人がいて、日本の偉い代議士からなにから全部が勘違いしちゃっている。
もう一回、原点に戻るというか、基本的には日本人の昔からの伝統や礼儀で、長年培って間違いがないから残っている作法なんだけれども、ある時期から作法とか常識を破ることがひとつのアート的な表現とされているよね。
今は逆に破るべきものが何であるか分からない時代に、もう一度、これ(ROLE)を考えた後、破って頂きたいという…。だからアートでも現実でも、ちゃんとしたものがあれば、それを壊すことがあるけど、構築されていないものを壊しようがない。
もう一度、基本的なものを見つめなおして頂いて、それからもう一回壊しに入りましょうか、と感じている。