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  プロ用ディスプレイとしての条件

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プロ用ディスプレイとしての条件

LCD2190UXiの登場により、プロフェッショナル用液晶ディスプレイの世界に新たな選択肢が加わった。手頃な価格で高性能な液晶ディスプレイを待ち望んでいたのはプロフォトグラファーだけではないはずだ。デザイン、広告の現場でも、高精度な色再現が可能なディスプレイのニーズは高まってきている。

画像処理用ディスプレイとして認められるには、いくつかのクリアすべき条件がある。その最低条件とは、広視野角であること、低色度変異タイプであること、sRGBに準拠した色域再現性を持つことなど、三つが考えられている。

まず視野角だが、現在のプロ用ディスプレイと呼ばれる製品は水平170°/垂直170°が多い中、LCD2190UXi(BK)は水平178°/垂直178°とやや広くなっている(※1)。
※1 視野角とは輝度に変化が起きない観察角度を示し、通常170°以上で広視野角と言われる。

ふたつ目の低色度変異については、NEC独自の最高水準のパネルを採用しているだけあって、表示色に目視できる範囲で、大きな変化は起きなかった(※2)。
※2 低色度変異とは観察角度を変えても、色再現に変化が出ないこと、またはそうした表示が可能なパネルを示す。

三つ目のsRGBに準拠した色域再現性はクリアし、むしろ部分的にはAdobe RGBの色域に達していることが分かった。


▼観察角度によって輝度や色相が変化しないか

観察角度を変えても、明るさや色相が変化しないかは重要なポイント。画面はややコントラストが下がるが、カラーバランスに大きな崩れがないのは秀逸だ。新開発されたNEC液晶テクノロジー社製のSuper Advanced Super FineTFT の性能がいかんなく発揮されている。


▼色再現域の検証

色再現域はsRGBの色域(緑のワイヤーフレーム)をレッド、オレンジ、イエローの方向で確実にオーバードライブしている。人肌や金赤の再現力には目を見張る物がある。ただし、ブルー、グリーン方向はやや狭くなっている。液晶のバックライトの限界値に対して無理をしないで作られた色域だと言えるだろう。3次元ワイヤーフレームはAdobe RGBの色域。赤・黄の色再現はAdobe RGBの領域に達している。再現域の底部を見るとシャドウ部もしっかりと再現できていることが分かる。エプソンのインクジェットプリンタPX-6500(光沢紙)の再現域に近いことも分かった。

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 PROFILE

  • 97年よりデジタルカメラを導入。広告を中心とした撮影で活動のほか、早川廣行氏が主催するハイエンドデジタルカメラユーザのための組織「電塾」本部役員として数々のハードウェア、ソフトウェアの検証とメーカーへのフィードバックを行なっている。

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